本文凡例

一、 楊伯峻『春秋左傳注』(中華書局、一九八一年三月)を定本とするが、パソコン入力を進めた際の制約がまだされており、「辷」の「、」など、字體上、嚴密には同一でない場合があるので、注意されたい。
二、 句點は「、」「。」を用い、定本に準據していない。
三、 文章の切り方等にも、底本に準拠していない部分がある。
四、 分類番號は、小倉芳彦譯『春秋左氏傳』(岩波文庫本、岩波書店、一九八八年一一月〜一九八九年五月)に據る。これに相異する場合は、分類番號の頭に「*」を附して區別する。
五、 この分類番號は、『春秋』經文と『左傳』との兩分類番號を等しくし、『左傳』に對應する『春秋』經文を缺く場合は、アルファベットを用いて區別している。
(春秋隱公一ー一)・(左傳隱公一ー一)………『春秋』經文と『左傳』とが對應する場合。
(左傳隱公一ーA)………『左傳』に對應する『春秋』經文がない場合。
六、 楊伯峻『春秋左傳注』と小倉芳彦譯『春秋左氏傳』との兩分類番號の異同については、拙著『新編史記東周年表――中國古代紀年の研究序章――』(東京大學東洋文化研究所、東京大學出版會、一九九五年)の「表」に、兩者を對照して一覧にしているので、參照されたい。
七、 本サイトに提示した内容分類は、以下の通り。
【經文引用】………『春秋』經文を引用する部分。經文の一部を摘記したとみなし得る場合を含む。
【經文換言・説話】………『春秋』經文を言い換えたと判斷し得る部分。そもそも説話(下記)を利用している可能性が濃厚なので、「説話」の語を併記する。
【經解】………『春秋』經文を解説する部分。説話を除く。
【説話】………説話を引用する部分。會話部分を「 」によって示す。また典籍等の引用がある場合、その典籍等を《 》によって示す。
【説解】………説話の一部を解説した部分。文體が【經解】に似る。
【君子曰】………「君子曰」で始まる評價の部分。上記【説話】の會話の中に引用される【君子曰】は、( )を用いて注記した。
【君子】………上記【君子曰】に準ずる。「君子〜」で始まる部分。「君子謂」の場合、これに續く部分を會話に準じて「 」によって示している。
【凡例】………凡例。「凡〜」ではじまる部分。